インドネシアの牛乳を飲む習慣
私は生まれてから、粉ミルクを飲んで育ちました。しかし、日本で生活し始めてから、インドネシアの粉ミルクを飲む習慣が日本の牛乳を飲む習慣とどうして違うのかぎもんに感じました。それで、私はこのことについて調べてみました。
インドネシアの牛乳を飲む習慣
まず、ミルクについて説明しましょう。ミルクは健康のために必要な栄養を含んでいます。特にたんぱく質は知能に深く関係しているそうです。それに、ミルクは2つの形があって、牛乳と粉ミルクの状態です。牛乳は瓶と紙パックのものがあります。粉ミルクはドライヤーと呼ばれる設備で、水分をほとんど除去したものです。熱風処理のせいで、栄養は減少してしまいます。したがって、粉ミルクより牛乳のほうが栄養が高いのです。
世界のミルク消費量はどうでしょうか。FAOのデータを見ると、世界の176カ国とインドネシアの状態がわかります。ひとりが一日に消費するミルクの量はスウェーデンが一位で、1000グラムです。インドネシアは一人29グラム程度で、157番目です。アメリカやヨーロッパでは約100%牛乳が飲まれています。インドネシアでは29グラム中、70%が粉ミルクです。次に、人間開発指数を見ると、面白いことがわかります。牛乳をたくさん飲んでいる国ほど高い順位にあります。
どうしてインドネシアで牛乳は少ししか飲まれていないのでしょうか。原因は2つあります。19世紀は牛乳の値段が高くて、買える人が少なかったので、牛乳を飲む習慣が根付かなかったのです。二つ目は植民地時代に他の国から粉ミルクをもらい、インドネシアで牛乳が作られなかったことにあります。粉ミルクを配られた理由は牛乳は腐敗が早く、輸送と保管が非常に困難だったからだそうです。そのため、今日では牛乳を飲む人が少なく、粉ミルクを飲む人が多くなっているのです。
このことに気づいた政府は独立後「ホワイト・レヴォルーション」という政策を行いました。「ホワイト・レヴォルーション」では牛乳工場を建て、「4健康5完璧」という標語を導入しました。「4」はお米、おかず、野菜、果物の4つで、牛乳を飲むと、「5」完全になるということです。
私の意見ではインドネシアで牛乳を飲む習慣をつけさせるために、幼稚園や小学校で、牛乳を無料で配ったらいいと思います。そうすればインドネシア人はより健康になると思います。牛乳消費量と人間開発は関係があるので、近い将来、人間開発指数の上位にインドネシアが上がることを私は望んでいます。
Image Source : BlogSpot